板橋区高島平地域において、将来的なまちの課題を予測しつつ、持続的発展を可能とする都市再生モデルとなる『高島平地域グランドデザイン』が、板橋区によって策定されました。

高齢化など地域が抱える課題の解決に向け、「にぎわい」「ウェルフェア」「スマートエネルギー」「防災」の4つのテーマに沿ったまちづくりを進める方針が示されました。

また、対象地域の中心部にある旧高島第七小学校跡地などの区有地約2haを「再整備地区」に位置づけ、公共施設、商業施設、共同住宅の複合整備など、民間活力導入の具体的なイメージを盛り込み、同地区整備をまちづくりの起爆剤の一つとして捉え、周辺エリアの住宅や施設の更新、土地利用転換の流れをつくり出していく方針が示されています。

本グランドデザイン策定には、ＵＧ都市建築・ＵＲリンケージＪＶとして参加し、特に「再整備地区」活用の検討について、同地区の活用方針、展開、基本計画等の策定を行うために板橋区をサポートしました。

今後は、グランドデザインの具体化に向け、区民、地域活動団体、民間事業者、都市再生機構などの「民」と、大学、研究機関、学識経験者などの「学」に、板橋区など「公」が連携するＴＤＣ(高島平デザインセンター)による、地域に根ざしたエリアマネジメント活動の開始を予定しています。