幕張ベイタウン パティオスエリスト
水と緑のエントランスホール
幕張ベイタウンは住宅により都市をつくるというプロジェクトです。全体として約1万戸の住宅を建設するの中で当社は幕張シティ株式会社の1,050戸を設計監理してきました。その間約15年、このパティオスエリスト184戸はその最終プロジェクトで、2005年3月竣工しました。
パティオスエリストの敷地は、幕張ベイタウンの中でも東北の端に位置し、2004年のパティオスアバンセに連続する街区です。
T棟はUG山下がデザインを担当、R棟は隈研吾氏がデザインを担当しました。
T棟は板状超高層の圧迫感を軽減するために縦分節をはかり、ボリューム感を軽減しました。R棟はルーバーを用いて繊細なアースカラーのデザインとしました。
共用部は独立棟として美しいランドスケープの中に位置しています。正面玄関から中庭に入っていく緑の空間は、エントランスホールの2枚のガラスによってセキュリティーは守られていながら、視覚的にはつながっており、アーバンスケールのグリーンネットワークの形成に貢献しています。エントランスホールは水と彫刻の空間としました。
- 所在地
- 千葉県千葉市美浜区
- 敷地・対象面積
- 6,950m2
- 用途
- 共同住宅
- 延床面積
- 22,623m2
- 構造
- 鉄筋コンクリート造(免震構造)
- 階数
- 地上21階、地下1階
- 建物高さ
- 71m
- 業務期間
- 2003.07 – 2006.03
- 事業主
- 幕張シティ株式会社
- 施工
- 株式会社フジタ
- 住戸数
- 184戸
- 許認可等
- 一団地認定 超高層建築物構造性能評価 免震構造性能評価