アクシア青山

敷地は地下鉄青山一丁目駅より徒歩2分、外苑東通りに面した位置にあります。２つのビル（オフィスとマンション）を一体化して建て替えた再開発プロジェクトで、2-3階は賃貸オフィス、４階以上は住宅という構成としました。

手法としては、都心居住型総合設計制度を用いました。最大の特徴は隣接する３つのビルのオーナーと協議して公開空地をつなげたことです。これにより緑の歩行者ネットワークが広域にわたって形成され、周辺のオフィスワーカーや居住者たちが一体化した公開空地を通り抜けたり休憩したりしています。

建物の1-2階まわりはできるだけガラスで開放的にし、周辺と対話する建物と、また、夜間歩く人々に明かりを提供しています。建物の外観はオフィス、住宅が共存する姿をスマートにまとめるために横線を強調する方式をとり、場所柄、住宅のバルコニーにあまり生活感が出ないように工夫しました。