「ららぽーと湘南平塚」が今月、念願のオープンを果たしました。

ＵＧが大規模工場敷地の土地利用転換に関するコンサルティング業務の依頼を受けたのは、平成19年（2007年）。約9年の歳月を経て本プロジェクトの先行事業である「ららぽーと湘南平塚」がこのほど開業しました。土地利用転換敷地の全体面積は約20ha、今回の大規模商業施設に続き総合病院（済生会平塚病院）や高層マンション街区、戸建住宅街区が順次完成する予定です。

ＵＧは約20haの工場敷地（工業専用地域及び工業地域）について、近年の時代環境の変化や都市に求められる諸機能の再配置を念頭に土地利用転換の基本構想を立案。地元行政や立地企業などとの調整をはじめ、事業全体をコーディネートしプロジェクトの推進役を担ってきました。具体的には、工業専用地域及び工業地域の用途地域見直しや地区計画の策定をはじめとする一連の都市計画手続きの支援、企業誘致や企業選定のための業務支援、全体スケジュールの管理など多岐にわたり、包括的なコンサルティング業務を行いました。

大規模土地利用転換に係るコンサルティングはＵＧのもっとも得意とし実績を重ねている業務分野であり、かつての大川端リバーシティ（IHI工場跡地）、大森ベルポート（いすゞ自動車本社敷地）、川崎ソリッドスクエア（明治製菓工場跡地）、浜松アクトシティ（JR操車場跡地）、蘇我臨海部プロジェクト（JFEスティール工場跡地）、日産村山プロジェクト（日産工場跡地）などに続く、代表的な業務実績です。

今後とも、変化の激しい時代環境に合わせて、都市に求められる機能や形態を的確にデザインし、都市の再構築・リノベーションといった都市の抱える課題に積極的かつタイムリーに取り組んでいきたいと考えています。