みなとみらい線 新高島駅

みなとみらい線 新高島駅

みなとみらい線は5駅という短い区間ですが、東急東横線と相互乗入れすることにより、横浜の都心と渋谷を直結させた重要な線です。その横浜から発した最初の駅が新高島駅です。1994 年、デザイン委員会が行われ、各駅のデザインは周辺の雰囲気を取り込んで、各駅異なった建築家が行うという画期的な方式が採用されました。しかし新高島駅周辺地域は、将来的に業務商業の高度集積が予定されているものの、他駅のように既存の市街地があるわけではなく、そこで未来の街を先取りしリードするようなシャープでスピード感のあるデザインを目指しました。5駅の中で最も深く地下5層であるので、次のようなポイントに注意しながら設計を行いました。

  1. オリエンテーリングしやすい駅
  2. 自然光を取り入れる。
  3. 夜遅くまで街の顔となる。
  4. 将来の建築との調和。
所在地
神奈川県横浜市西区
敷地・対象面積
4,038m2
用途
地下鉄駅
延床面積
14,701m2
構造
鉄筋コンクリート造
階数
地上1階、地下5階
建物高さ
5m
業務内容
基本設計、実施設計、工事監理
業務期間
1993.06 – 2003.12
事業主
横浜高速鉄道株式会社
施工
清水建設・奥村組・竹中土木JV
構造設計
TIS&PARTNARS 横山建築構造設計事務所
設備設計
知久設備計画研究所