大崎ウエストシティタワーズ(大崎駅西口中地区第一種市街地再開発事業)

大崎ウエストシティタワーズ(大崎駅西口中地区第一種市街地再開発事業)

都市再生特別地区

都市計画について

地元協議会発足後、約20年間にわたり市街地再開発事業の総合コンサルタント及び建築設計者として事業を推進し、都市再生特別地区と再開発等促進区に係る都市計画を提案して、計画容積率650%(従前基準容積率300%)の再開発事業を実現しました。大崎の新たなランドマークとなるツインタワーの超高層住宅と、屋上・壁面緑化によるヒートアイランド対策、百反通り沿いの街並み景観、認可保育所や地域センターなどの施設整備を行いました。また、地権者によるワークショップ(住環境検討部会等)を運営し共用空間を計画しました

建築設計について

1,084戸の集合住宅、オフィス、店舗、公共施設が4階の低層棟、39階の高層住宅棟、7階のオフィス棟により構成されています。低層部はストリートスケープ、まちの景観に配慮した沿道型住宅と店舗で構成されています。高層部は、隣接街区のオフィスビルとの調和に配慮してガラスを多用し生活感の表出を抑制しました。オフィス棟は住宅とも共存するため、ガラスファサードの上にテラコッタルーバーを設け柔らかな表現としました。環境に配慮し緑化につとめ、特に駐車場の壁面などに立面緑化を積極的に導入しました。外部空間は人工地盤上も含め広場、緑地などとして誰でもアクセスできる計画となっています。

所在地
東京都品川区
敷地・対象面積
14,000m2
用途
共同住宅・店舗・事務所
延床面積
129,092m2
構造
鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
階数
地上39階・地下2階
建物高さ
128m
業務内容
基本構想立案、基本計画・推進計画作成、協議会運営支援、都市計画(都市再生特別地区・地区計画再開発等促進区) 、建築設計(基本設計・実施設計・工事監理)
業務期間
1991.01 -2010.01
事業主
大崎駅西口中地区市街地再開発組合